取扱分野
黄建雯弁護士は、金杜法律事務所投資部及び健康医療チームの担当パートナーであり、主な取扱分野はM&A、企業法務、外商直接投資、国外投資等です。
黄建雯弁護士には、国内外の企業へリーガルサービスを提供してきた長年の経験があり、世界各地のクライアントの中には、世界TOP500に入る企業もあります。
国内外のクライアントへ提供するリーガルサービスの内容は多岐にわたり、健康医療、医薬、医療器械、食品と飲料(健康食品を含む)、化粧品、エネルギー(太陽エネルギー等の新エネルギーを含む)、航空、鉱物、インターネットと電子商取引、テクノロジー、通信等といった多くの分野に及びます。2003年から2004年には、北京オリンピック組織委員会にオリンピック関連のリーガルサービスを提供しました。
黄建雯弁護士には長年の業務経験がありますが、特に医療及び健康医薬分野と国境を跨ぐM&Aの分野での業績は突出しています。
医薬と健康医療業務
長期の特別法務プロジェクトにおいて、長年にわたり多数の国内又は多国籍の医薬・健康医療企業へ創造的な法的アドバイスと法務コンサルティングサービスを提供してきた黄建雯弁護士は、製薬の新設や健康医療法務の実態、医薬と健康医療業界のM&A、医薬と健康医療企業の日常経営業務等の方面を含む、豊富な業務経験を積み重ねています。黄建雯弁護士が国外で審理される医療健康商品事案の中国法専門家証人を担当した際には、クライアントを満足させるリーガルサービスを提供しました。
このほか、黄建雯弁護士は医薬と健康医療方面の最新法律法規の動向を常に注視しており、積極的に立法活動に参加し、関連部門に医薬と健康医療方面の立法アドバイスを提供しています。また、医薬法律業務方面についてのいくつかの論文や書籍の執筆、出版も行っています。
国境を跨ぐM&A業務(走出去業務)
黄建雯弁護士は国有企業が行う海外投資に関する法務を熟知しており、2007年からこれまで、数多くの国有企業による「走出去」の大型海外投資プロジェクトにおいてメインパートナーを担当し、クライアントのために、取引構造の手配、取引文書の準備と折衝、政府の審査と情報収集等の方面において高いレベルのリーガルサービスを提供してきました。
黄建雯弁護士は大型国有企業の常任法律顧問を長期的に担当、またその関連するリーガルサービスを提供し、国有企業のビジネスモデルと業務要求を熟知しています。それと同時に長期的なエネルギー事業(太陽光発電等の新エネルギーを含む)、鉱業等の業務において、大型中央国有企業にリーガルサービスを提供し、関連分野における豊富なプロジェクト経験を有しています。
このほか、黄建雯弁護士は法体系の異なる国へ研究に訪れ、多様な法務制度への知識が深いため、複雑で国際的な法的問題に対し、付加価値のある法的アドバイスやサービスをクライアントに提供することが可能です。
授賞歴
黄建雯弁護士は次の賞を受賞しています。
- 2012年金杜年間傑出パートナー
- 2011年度北京市留学帰国弁護士TOP10
- 2010年金杜年間優秀パートナー
- 2010年M&A Advisorによる年間クロスボーダー取引大賞(輝瑞製薬クロスボータープロジェクト)
- 2006年金杜年間優秀弁護士
経歴
黄建雯弁護士は、2003年に金杜に加入しました。金杜へ加入前には、首都経済貿易大学法学部会社法の講師を務め、2012年には中国人民大学法学部の教授も兼任しました。
黄建雯弁護士は、アメリカニューヨーク大学法学部法学修士の学位と、香港城市大学法学修士学位を獲得し、首都経済貿易大学で本科を卒業し、法学学士の学位を取得しました。またアメリカハーバード大学法学部で客員教授として法律への造詣を深めた経験があります。
黄建雯弁護士は、1996年に中華人民共和国の弁護士開業資格を取得しており、業務における使用言語は中国語と英語です。
出版された論文と書籍
黄建雯弁護士はクロスボーダー投資、健康医療業務に関連する著書や論文を多く執筆、発表しています。(1)「亜洲法律顧問」(2013年第1巻第7冊)に「外国から見た中国海外取引の不可解な点」をタイトルに中国の海外取引に関する論文を発表(2)「外商投資法律評論」第1版と第2版における中国の外商投資取引に関する論文の執筆を担当(3)「中国法律与実務」(2014年11月号、12月号)において、「外商投資プロジェクトで直面する障壁をテーマとした論文を発表(4)「欧州律師参考―薬品銷售和推広(2013年第1版)」に中国での医薬品販売とマーケティングの実施に関する文章を執筆(5)「Asia Legal Business -中国版」2012年11月号に「昨今の中国医薬業界の発展傾向」をテーマとした中国の製薬産業に関する論文を発表。