金杜法律事務所は、国際仲裁の分野において常に先導的役割を果たしてきました
中国の依頼者や中国文化を熟知し、中国の依頼者のニーズも理解し、国際商事仲裁手続とその規則にも精通しているほか、長期にわたり国際仲裁手続や複数の法域と関わる司法手続に対応してきた豊富な経験があります。
また、国際仲裁の分野における豊富なリソースも有しており、中国本土、香港特別行政区、オーストラリア、ヨーロッパ、米国、中東これら各地の国際仲裁専門の弁護士からなる国際仲裁のグローバルチームとして共同一体のリーガルサービスをご提供いたします。
当事務所のチームは、高額かつ複雑な多数の国際仲裁案件に携わり、依頼者の皆様の代理人として主要な国際仲裁機関における仲裁事件を解決に導くだけでなく、臨時仲裁事件にも対応しています。当事務所がこれまでに承った国際仲裁は、主に次の機関に申立てがなされた事件でした。
- 国際商業会議所(ICC)国際仲裁裁判所
- 香港国際仲裁センター(HKIAC)
- シンガポール国際仲裁センター(SIAC)
- スウェーデン・ストックホルム商工会議所仲裁研究所(SCC)
- ロンドン国際仲裁裁判所(LCIA)
- 中国国際経済貿易仲裁委員会(CIETAC)
- 米国仲裁協会(AAA)/国際紛争解決センター(ICDR)
- 国際連合国際商取引法委員会(UNCITRAL)の定める臨時仲裁機関
- オランダ仲裁協会(NAI)
- オーストラリア国際商事仲裁センター(ACICA)
- スイス商業会議所仲裁裁判所(SCAI)
- ハーグ常設仲裁裁判所(PCA)
数多くの国際仲裁事件において、当事務所は申立人又は被申立人となった政府機関、国有企業、民間企業、多国籍企業グループなど国内外の依頼者の代理人として、エネルギー、建築、船舶運輸、銀行・金融、PEファンド、医療・ヘルスケア、排出量取引、貨物の国際売買、ハイテク、知的財産権などの分野と関わる事件を担当してきました。
国際仲裁の分野で専門とする主なリーガルサービス
- 仲裁合意書の起案
- 初期のリスク管理及び紛争解決方針に関する提言
- 事実関係の整理、全体的及び仲裁手続の戦略策定
- 国際仲裁手続における主任弁護士・代理弁護士としての代理
- 主要な法的文書の起案・評価・修正
- 仲裁人選定のサポート
- 証拠開示(文書開示)に関する戦略・計画の策定・実行のサポート
- 証人による証言及び出廷の準備のサポート
- 法律、技術、損害調査などの専門家選定のサポート、専門家との連絡、専門家による意見書起案のサポート
- 仲裁事件和解・調停の戦略策定及び和解交渉のサポート
- 国際商事仲裁における仲裁人・法律専門家の担当
また、中国国内の裁判所による国際仲裁判断の承認・執行の手続についても豊富な経験があり、中国国内においてその承認・執行を行うこと、逆にそれを行わないことに関する申立案件を他に先駆けて代理してきました。
当事務所は、投資協定をめぐる国際紛争の解決でも多くの業績を重ねてきました。これまでに代理したいくつかの国際投資紛争事件では、中国政府が締結した投資保護条約を中国の投資家が十分に活用するためのサポートや、投資仲裁を通じた対外投資の合法的な権利・利益の効果的な保護に尽力しました。
投資仲裁分野で提供する主なリーガルサービス
- 投資対象国の政治的環境及び法政策に関する法律相談サービスの提供、投資環境の分析
- 投資条約による保護の最大化を目的とした投資経路及び取引スキームに関する法律相談サービスの提供
- 投資者が投資対象国の政府機関とフランチャイズ契約を締結する過程における紛争解決のための法的意見の提示(公平・公正を欠く待遇、資産の没収・処分又は差別的待遇の回避を目的とした投資者の代理人としての投資保護の取得など)
- 投資対象国内の司法手続の発動による国際投資仲裁申立権喪失の回避を目的とした投資仲裁の潜在的紛争に関する投資保護条約の評価・分析
- 投資者の代理人弁護士として行う国際投資紛争解決センター(ICSID)、国際連合国際商取引法委員会(UNCITRAL)などの仲裁機関への投資仲裁の申立て