海南自由貿易港デジタル経済投資法セミナーと「金杜デジタル経済国際リーガルサービスセンター」のオープニングセレモニーが盛大に開催

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2020年11月20日、三亜市人民政府が主催し、三亜市投資促進局、三亜市司法局、金杜法律事務所が共同で開催する海南自由貿易港デジタル経済投資法セミナーと「金杜デジタル経済国際リーガルサービスセンター」のオープニングセレモニーが三亜において盛大に開催されました。今回のイベントには、三亜市人民政府の何世剛副市長、三亜市司法局の許克峥党組書記、三亜投資促進局の谷習銀局長、そして110社近くの企業の代表者の皆様にご出席いただきました。

金杜法律事務所からは、中国管理委員会チェアマンの張毅、シニアパートナーの王建平、金杜グレーターベイエリア国際センター・マネージングパートナーの王立新、金杜デジタル経済国際リーガルサービスセンター・チーフパートナーの寧宣鳳など60名以上のパートナーが本イベントに参加しました。

2020年4月9日、国務院が「より完全な要素市場化配置体制メカニズムの構築に関する意見」を公布し、データを新たな生産要素とすることを明確化したうえ、その基礎資源としての地位を国レベルで正式に確認したことにより、デジタル経済社会は新たな段階に入りました。このような背景の下、金杜は政策と歩調を合わせ、政策による後押しを得て、「デジタル経済国際リーガルサービスセンター」を設立し、金杜のデジタル化リーガルサービスへの転換とグローバル化を推進して参ります。

何世剛副市長は三亜市人民政府を代表して、セミナーに出席された来賓に心からの歓迎の意を表した上で、次のように述べました。「党中央国務院、省委員会省政府の統一的な計画に従い、三亜は近年デジタル経済分野での取り組みを続けております。インターネット情報産業団地、リモートセンシング情報産業団地、海南情報セキュリティ基地などを通じて、ビッグデータ、クラウドコンピューティング、人工知能などを中心に、海南国際オフショアイノベーション創業(三亜)試験区の建設を積極的に推進します。さらに、「アーバンスーパーブレイン」や「スマート三亜」の構築を加速させ、科学技術体制改革試験区、対外開放先導区、デジタル経済開放イノベーション先導区の建設に注力します。デジタル経済の法治化は、スマート化、情報化デジタル社会、そしてデジタル先進都市の建設に向けた基本要求であるだけでなく、法治社会と法治三亜を構築するための重要な目標でもあります。三亜市は国内外各界の友人達が三亜デジタル経済の発展とデジタルセキュリティガバナンスに積極的に参加・協力し、三亜で起業・発展し、明るい未来を築いてくださることを歓迎します。三亜は制度革新を原動力とし、ビジネス環境の最適化に全力を尽くし、企業の皆様のために一流のサービスを提供します。」

許克峥書記は挨拶の中で次のように述べました。「デジタル経済スマート社会が急速に発展する今日、国内の大循環をメインに、国内と国外の2つの循環が相互に促進しあう新たな発展の構図の下で、法律、科学技術、経済の三者の融合はもはや不可逆的な潮流となっています。デジタル経済のためにより良いリーガルサービスをどのように提供するのか、どのように法治体系を完備し、デジタル化の要求に適応させるか、そしてどのようにデジタル経済の発展過程におけるリスクを効果的に予防し、デジタル経済産業の健全な発展を担保するのか、ということは、時代がリーガルサービス業界に与えた新しい使命であり、海南自由貿易港の建設が私たちに提示した法治に関する課題でもあります。我々は伝統を守りつつ、開拓・革新の中で積極的にこれらを模索し、改革の変化と法治の安定の中で突破口を探す必要があります。金杜デジタル経済国際リーガルサービスセンターの設立は、海南自由貿易港のデジタル経済、情報技術及びリーガルサービスに対するニーズに高いレベルで合致すると同時に、三亜のハイテク産業と現代サービス業という2つの主導的産業にエネルギーを与えてくれます。そして、当市が法治化、グローバル化、便利化されたビジネス環境を構築する上で、必ずや模範的かつリーダー的な役割を発揮することでしょう。」

金杜中国管理委員会チェアマンの張毅は歓迎の挨拶で次のように述べました。「今年6月1日、中国共産党中央委員会と国務院は「海南自由貿易港建設全体案」を発表し、海南島を強い国際的影響力のあるハイレベルな自由貿易港にしようとしています。金杜デジタル経済国際リーガルサービスセンターを海南に置くことは、私たちが海南の発展に適応し、海南におけるリーガルサービスのニーズに対応するための更なる戦略的配置です。大胆かつ革新的な方式で社会の各方面と共同でデジタル経済分野の再先端の発展、ベストプラクティス及び革新的応用を模索し、デジタル経済分野において最適なサービスを提供します。また、深セン、広州、香港の3オフィスと連携し、華南地域全体、さらには全世界に広がる総合的なサービスと資源のプラットフォームを共に構築します。」

寧宣鳳弁護士は、「皆様が金杜の「デジタル経済国際リーガルサービスセンター」設立に立ち会ってくださったことに感謝します。海南での本センターの設立は、金杜が海南全島の自由貿易港建設という中央政府の計画に積極的に対応するものであるだけでなく、金杜の広東・香港・マカオグレーターベイエリアでの「スマート生産」の全体計画を受け継ぐものでもあります。本センターは多部門、多分野に跨るグローバル化された革新型総合リーガルサービスのプラットフォームとなることを目標としています。そして、金杜の業界をリードするリーガルサービス能力を十分に発揮することで、海南自由貿易港の建設が順調に進むよう支え、自由貿易港がデジタル経済発展を重点的に推進するという機会を活かして、デジタル経済国際リーガルサービスを提供するための基礎を固め、デジタル経済の発展のため着実な貢献をして参ります。」と述べました。

その後、何世剛副市長、許克斌書記、谷習銀局長、張毅チェアマン、王建平弁護士、王立新弁護士、寧宣鳳弁護士が共に「金杜デジタル経済国際リーガルサービスセンター」の看板を掛けました。

オープニングセレモニーの終了後、金杜デジタル経済国際リーガルサービスセンターにて海南自由貿易港デジタル経済投資法セミナーが開催されました。当セミナーはデジタル経済時代における顧客ニーズと価値の方向性に焦点を当て、特にリーガルサービスに的を絞ったものとなっています。そして、「デジタル経済の下での投融資の機会と挑戦」、「デジタル経済時代の税関、労働、環境保護コンプライアンス」、「デジタル経済全体の発展傾向と業界への影響」、「デジタル通貨、金融データ資産化及びデータ保護」、「データの知的財産権と権益保護」などの議題をめぐりラウンドテーブル会議を開催いたしました。

セミナーの前日には、金杜三亜オフィスの移転式典が執り行われました。北京、上海、広州、深セン、蘇州オフィスから30名余りのパートナーが駆けつけ、海口及び三亜オフィスのパートナーと従業員30名余り、さらに顧客の皆様を含め80名近くが出席いたしました。式典では、来賓として三亜司法局の局長から激励のご挨拶をいただき、除幕式を行いました。また、海南省法律協会の鄧振海副会長と呉開天副会長もお祝いに駆けつけてくださいました。このほか、金杜グレーターベイエリア国際センターのマネージングパートナーである王立新弁護士がご挨拶し、金杜三亜オフィスのマネージングパートナーである寧宣鳳弁護士が司会を務めました。

王立新弁護士は、「三亜オフィスの移転につき祝辞を述べさせていただきます。三亜オフィスの移転は、三亜における金杜の業務能力向上の象徴と言えます。まずは、海南省司法庁、三亜市司法局、そして弁護士協会の多大なご支援に深く感謝申し上げます。金杜グレーターベイエリア国際センター及びグレーターベイエリアの各オフィスは、海南の2つのオフィスの発展を積極的に支援し、海南自由貿易港区クラウドオフィスと積極的に連携してまいります。そして、海南自由貿易港建設の勢いに乗り、海南の企業の皆様が歴史的なチャンスを掴むためサポートし、共に発展できるよう努めて参ります。」と述べました。

広報担当者